
世界中から厳選したナッツをじっくり時間をかけて自家焙煎。
卵白で仕立てた生地に練りこみ、カリッと香ばしく焼き上げました。
素材の配合とバランスにもこだわって、より一層さくっと軽やかな食感に。
2016年秋、パッケージも新しくなりました。

アルカディアが誕生したのは、1971年。
当時クッキーといえば、バターと小麦粉、砂糖を使った、いわゆるオーソドックスなタイプが主流でした。そんな時代にモロゾフが目指したのは、今までにないまったく新しい味のクッキー。
バターと小麦粉ではなく、卵白とナッツを中心にしたマカロンタイプは、当時の日本ではほとんどなじみのなかったもの。卵白で軽やかに仕立てた生地に、割り砕いたナッツの粉や粒を練り込み、ナッツをひと粒まるごとトッピングしたアルカディアは、まさに画期的な商品だったと言えるでしょう。
従来のクッキーにはなかったサクサクとした食感と香ばしさは、たちまち世代を超えて愛され、ギフトとしての人気も高まりました。金と黒をベースにした美しいデザインの缶は、「ひと目見たらあの味を思い出す」と言われるほど、今ではアルカディアを象徴するものとなっています。

ナッツそれぞれの特徴に合わせた配合比率で、バランスのよいおいしさに。生地はサクサクの軽やかな食感になるよう、卵白で仕立てています。

独自の味わいでロングセラーを誇るアルカディア。そこには原料であるナッツへの徹底したこだわりがあります。たとえばアーモンドは、世界的に評価の高いカリフォルニア産ノンパレル種を使用。 一方のカシューナッツは、インドの大自然の中でほぼ自生に近いものを使用。農薬や化学肥料とは無縁な自然のままの栽培方法で育てられています。インド国内でも特に品質が安定した産地のものだけを使用し、収穫、選別はすべて熟練の職人が丹念に手作業でおこなっています。また、脱穀、脱皮に関してはインド独自の高度な技術が用いられています。 こうして大切に育てられ、手間ひまかけて収穫、選別されたナッツは、日本の工場で丁寧に加工されます。製品が作られる直前にローストや粉砕といった加工をおこなうことにより、ナッツの香ばしさや食感を新鮮な状態で生かすことができるのです。