芸術の秋がやってきました。美術館やギャラリーに足を運ぶのも楽しいものですが、今年は自分で絵筆を持ってみることにしました。
とはいえ、絵心がないと真っ白のキャンバスに向かっても途方に暮れてしまいがち……。
そんな大人の救世主になってくれるのが、塗り絵です。本屋さんに行くと植物や鉱物、名画、名景などさまざまなジャンルの塗り絵本があり、見ているだけでもワクワクしました。
そのなかから選んだのは、動物と植物の共生を繊細なタッチで描いた『マツダケン塗り絵集』(マツダケン、2020年グラフィック社)。書籍に掲載されている作品のうち、1点は出版社のウェブサイトからダウンロードすることもできます。
実際に塗り始めてみると、最初は迷いもあったものの、あっという間に熱中。いつも頭のなかを占めている考え事も吹き飛んで、目の前の線と色彩だけに集中していました。近年、たくさんの方が塗り絵を楽しんでいるのも納得の楽しさです。