大人の読書時間

2020/11/2(月)

森茉莉『貧乏サヴァラン』を読みながら、チョコレエトを摘むひととき

森茉莉『貧乏サヴァラン』を読みながら、チョコレエトを摘むひととき
みみずく洋菓子店というお店を開くくらい、私は食べることが大好きなのですが、食べることについて書かれた文章を読むのも好きです。

昔から何度も読み返しているお気に入りは、森茉莉の『貧乏サヴァラン』(早川暢子編・1998年ちくま文庫)。森鴎外の娘である著者が、得意レシピやお気に入りのお菓子、フランス留学中に知ったお酒や料理、父や作家仲間との思い出の味などについて語ったエッセイを集めたものです。

自分のことを「貧乏でもブリア・サヴァランである」と言い切るほど、食いしん坊で味覚と料理の腕に自信のあった茉莉。甘いものも好きで、人生に欠かせない嗜好品として「熱帯地方のカカオの実を空想させるチョコレエト」を挙げています。板チョコを砕き、すりおろした角砂糖をまぶしたオリジナルデザートも発明していて、それを食べたがる友人に惜しがりながらもケチに見えない分量を差し出す様子など、食いしん坊としては共感してしまうくだりが満載の一冊です。

森茉莉の美しくもおいしそうな文章を読むときには、私もお茶とチョコレエトが欠かせません。読書のお供には、『レーヴ・ドゥ・ショコラ』がぴったりです。
森茉莉『貧乏サヴァラン』

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