世界三大紅茶のひとつに数えられるダージリン。1年を通してよく飲まれるお茶ですが、実は春、夏、秋と3回の旬があることをご存知ですか？

5月下旬から6月にかけては、2回目の旬である「セカンドフラッシュ」の収穫時期にあたります。東ヒマラヤ山麓に位置するダージリン地方では雨季に入る直前で、ゆっくりと成長した茶葉が充実した味わいを生み出すのだそう。さわやかな香りをもつ春摘みの「ファーストフラッシュ」に対して、夏摘みのセカンドフラッシュは熟した果実のような香気と濃厚なコクをもっています。とりわけ上質な茶葉には、マスカットのような風味が感じられることも。
みみずく洋菓子店のスイーツのなかでは、とろけるようなキャラメルフィリングの「マ・タルト・ファヴォリット」がよく合います。

今年のセカンドフラッシュは、今がちょうど摘み取りの最盛期。
紅茶となって日本に届く日を待ちながら、山の斜面に広がる広大な茶畑の景色に思いを馳せています。