季節の暮らしかたメモ

2020/9/1(火)

9月9日の節供には、菊酒で香りに浸って

9月9日の節供には、菊酒で香りに浸って

3月3日は桃の節供、5月5日は菖蒲の節供。では、9月9日は何の節供かご存知でしょうか?

ちょっぴりマイナーかもしれませんが、9月9日は重陽の節供、別名「菊の節供」です。平安時代の貴族は中国からもたらされた菊を霊薬であると考え、この日には長寿を願って菊酒を飲んでいたのだとか。8日の夜、庭園に咲く菊の花の上にそっと綿を乗せておき、露と香りの染み込んだ翌朝にその綿で肌をぬぐって老いを捨てるという風習もあったそうです。

典雅な平安貴族に倣って、今年は菊酒を楽しんでみませんか。作り方はとても簡単で、日本酒に食用菊の花びらを浮かべるだけ。しっかりと花の香りを移したいなら、片口に数輪の花を入れておくのがおすすめです。

夏の暑さで疲れた体を、気品ある菊の香りが染み渡るのではないでしょうか。